Cooking Studio Epices

目黒区の料理教室「エピス」の日常

いつものカポナータ(コラム)

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カポナータ。

またの名をラタトゥイユ

と言われることが多いけど

 

カポナータはイタリア料理

野菜を揚げてビネガー入りのトマトソースで煮込む。

 

ラタトゥイユはフランス料理で

野菜を炒めてトマトソースで煮込む。

 

と思ってるけど、合ってるかな?

 

昔働いてたイタリアン(↓コラムに登場した店)

郷愁のプッタネスカ(コラム) - Cooking Studio Epices

 

のカポナータはそれはそれは美味で、

オイルにひたひたなお野菜たち。

そのカポナータを七変化させてつくる料理の数々は

まさにファンタスティックだった。

 

主に賄いによくだしてもらったのだけど、

カポナータでつくるペンネや冷製パスタ

カポナータに卵を落として焼くエッグフラメンカ

カポナータを乗せたブルスケッタ

をよく作ってもらった。

 

私が店に出るころにはいつもカポナータの仕込みは終わっていて、

結局作り方は分からずじまい。

未だにレシピを聞かなかったことを後悔している。

いや、店主は健在だから、

明日にでも店に行って聞けばいいんだけど(笑)

 

それで10年前、いろんなレシピでカポナータを作りまくった。

理想のカポナータを求めて。

 

野菜をトマトで煮込む。この間違った認識が、

ぼんやりしたカポナータの原因だった。

 

で、最終的に行きついたのが

=「煮込まない」

 

手順としては

 

①玉ねぎ(セロリもあれば)をたっぷりのオリーブオイルでかなり強めに炒める。

②トマト缶 or 切ったトマトを入れて、

 ヘラでなぞった時になべ底見えるくらい煮詰める。

③ビネガーと塩、砂糖を入れてさっと火にかける。

④ナスとズッキーニをきつね色に素揚げする

⑤熱々のうちに③と④を混ぜて粗熱を取る

⑥冷蔵庫で冷やす

 

濃厚に煮詰めたトマトソース

ぎりぎりまで素揚げして甘くなった野菜

を和えて、冷ます過程でなじませる。

 

それだけです。

 

カポナータ研究のために

いろいろなお店で食べてきたけど、

好みのカポナータがあって

このレシピは、その好みのカポナータになるレシピ。

 

ぜひお試しを~(分量なしレシピでごめんなさい)