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Cooking Studio Epices

目黒区の料理教室「エピス」の日常

料理は執念(コラム)

先日韓国に行ったのですが、
カンジャンケジャン(간장게장/ワタリガニの醤油漬け)を食べ逃しまして、
それがどうしても悔やまれるのです。

日本に帰ってきても、ケジャン欲は膨らむばかり。

我慢ならず、自分で作ろうと心に誓ったのです。

近所に、飲食店も御用達の魚市場があるので、
この時期、ワタリガニもよく見かけます。

なのに、ケジャンを作ろうと心に決めたその日から、
待てども待てどもワタリガニが市場に入荷しない。


入荷してもオスばがりで…


 

メスの内子が食いたいんじゃー!!!!(ご乱心)

仕方なく、市場に入荷していた美味しそうなエビさんをお持ち帰りしました。

 

img_9898雄ばかりのワタリガニも一応買ってきた。
そしてケジャン作りに失敗した。

 

ケジャンが食べられないなら、
セウジャン(새우장/エビの醤油漬け)を食べればいいじゃない。

というわけで、セウジャンを作りました。
さっそく漬けだれ(양념물/ヤンニョムムルって言います)作りから!

 

【漬けだれ】大きめの赤エビ15匹分程
醤油   200ml
料理酒  500ml
梅酒   大さじ3(なければ、みりん)
水あめ  大さじ2(なければ砂糖)
玉ねぎ  半分(横に半分に切る)
りんご  半分(薄切りに)
青唐辛子  2本(そのまま)
ニンニク  5粒(皮むく)
ショウガ   5枚(皮付きのまま薄切り)
粒こしょう  5粒
昆布     1枚(表面を拭いて)
ネギ青い部分 1本分

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材料を全部入れて、鍋で30分煮る

 

大きな鍋に材料を入れ、強火で沸騰させたら、
弱火で30分ほど煮出します。その後、常温まで自然に冷まします。

 

その間にエビの下処理を。
エビは殻のまま漬け込む人も多いですが、
私は食べやすさを考慮して、
お腹の殻だけを外し、背わたを取ります。
頭の味噌が美味しいんだから頭は絶対取っちゃ駄目!

 

清潔なタッパーにエビを重ならないように並べ、
常温に冷ました漬けだれをまんべんなくかけます。
半日〜1日漬け込んだら食べごろ。

 

仕上げに青ネギを散らして〜

どーん!

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ご飯泥棒…韓国語でも밥도독(パットドク/ご飯泥棒)

 

エビの種類は、お刺身で食べられる海老なら何でも良いのですが、
甘エビは小さすぎるので漬け時間を2時間くらいに、
今回は手のひらからはみ出るほどの赤エビを使ったので漬け時間は6時間。

大きければ一晩漬け込んでも大丈夫ですが、この辺はお好みですね。

ただし3日以上漬けると、身が溶けてしまったり、とにかくしょっぱいです。
腐る危険性もあるので、セウジャンは2日以内には食べきるようにしましょう。

ご存じの通り、白い炊きたてのご飯に、このタレをかけて食べると最髙〜♡

このたれですが、2日漬けた場合や生臭さが気になる場合は、
エビを取り出して、タレだけを一回火にかけて沸かし、
冷ますことをおすすめします。

このタレだけで、エビはいらない!ってほど美味しいです。
この世の米は、このタレのためにあると思ってる。

ついでに、辛味噌に漬け込むヤンニョムセウジャン(양념새우장)も作りました。
しかも牡蠣も混ぜました(笑)


海の宝石箱やー!

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 ヤンニョムセウジャンは、醤油のセウジャンと違い、
エビの頭を取って漬け込むので、
余ったエビの頭で、エビ味噌のリゾットも作ったり。

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食べたい!という執念が、私に美味しい時間をもたらしてくれたお話でした。

ちゃんちゃん。